アクアパッツァは、私が最初に挑戦した料理であり、思い出深い一品です。日曜日のこと、休日くらいはお父ちゃんが特別な料理を作ろうと思い立ちました。家族みんなが喜んでくれる料理は何だろうと考えた末、「食材にお金をかける」というシンプルな結論に至りました。
当時は家計のことなどあまり気にせず、「良い材料さえ使えば美味しい料理ができる」と信じていたんです。アクアパッツァを選んだ理由は、ネットで見て「見た目が美味しそう」で「横文字の料理」というだけ(笑)。イタリア料理で、白身魚や魚介類をトマトなどと一緒に炒め蒸しにする料理です。ちなみに、アクアパッツァという名の由来はイタリア語で「狂った水」。油に水分が加わり、調理中に跳ねる様子からこの名前が付けられたそうです。
レシピを調べて、鯛、アサリ、プチトマト、セロリ、パプリカを使い、白ワインで煮込みました。具材からたっぷりと美味しい出汁が出るので、味は間違いなし。初めての挑戦にもかかわらず、なんとか美味しく仕上がったことを覚えています。
今日もそのアクアパッツァに挑戦。さらに作り置きしておいた「ほうれん草ともやしとにんじんのナムル」も食卓に並べました。仕上げに、やっぱりお父ちゃんのご褒美としてビールを添えて(笑)。完全に自分のためのメニューですね。
今では節約レシピにも工夫を凝らすようになったお父ちゃんですが、このアクアパッツァを作るたびに、料理を始めた頃を思い出して、モチベーションが上がります。たまには豪華な料理で家族を楽しませるのも、特別な時間の作り方です。
家族みんなでつつきながら食べる、この楽しい時間こそが料理の醍醐味。今日はそんなアクアパッツァで食卓を彩りました。
食べることは生きること、今日も料理で家族をわらいで包もう!
コメント